介護業務改善
介護の現場に必須なPHS、今後の動向は?
PHS今後の動向は?
PHSの取り巻く環境と、PHSに変わる代替設備 介護施設内で常に動き回る介護スタッフにとって、連絡や情報入手に欠かせない設備といえばPHS設備です。 しかし今、そのPHS設備の取り巻く環境が大きく変化しようとしております。
2020年7月公衆網サービスの終了 2020年7月末、一般向けの公衆網サービスが終了となります。これによりPHS端末から直接外線網を介して連絡を取るサービスが終了となります。一見すると施設内だけで使用する構内PHSは関係ないようにも思えますが、一般サービスが終了するということでPHS市場が大きく縮小されることを意味します。各製造メーカーの生産も今後縮小される可能性があるため、今後は、施設内で使用するPHS端末の新規端末購入や修理対応にも影響が出てくることが考えれます。
旧スプリアス規格の無線設備の使用が禁止に
2022年11月電波法改定 2年後の2022年11月末で旧スプリアス規格の無線設備の使用が禁止となります。これは構内PHSのアンテナ(基地局)も対象となり、古いアンテナをご使用の施設では対象となる可能性がございます。 詳しくは総務省のホームページをご覧頂き、施設内に設置されているアンテナが対象となるか否かをPBX(電話交換機)メーカーまたは施工業者へ確認する必要があります。もし旧スプリアス規格のアンテナをご使用の施設では2022年11月末まで設備更新が必要となりますので、今のうちからご確認と更新の予算化をおすすめします。
PHSに代わる新しい選択肢
介護施設内で使うPHSの代替設備 PHS設備の取り巻く環境の変化により、PHSの更新を考えている施設も多くあると思いますが、代替設備としてはどのような設備があるのでしょうか? もちろん次もPHSに更新する選択肢もありますが、記録業務の電子化や映像による見守り、睡眠状態の可視化など施設内のIT化が進む中、様々なサービスを活用するのであればPHSで存分に活用することは難しい状況です。
選択肢①スマートフォン
PHSと同様にスタッフ同士と内線通話ができ、ナースコールの呼出が受けられる設備といえば、スマートフォン設備が第一に挙げられます。 スマートフォンの大きな利点はPHSと同等以上の機能を有している他に、圧倒的な拡張性があげられます。例えば介護記録の入力や映像によるご利用者様の様子の確認、様々なセンサーを使ったご利用者様の状態見守り、業務軽減や効率化に活用できるアプリケーションなど、スマートフォンならではの業務軽減や効率化、新たなアプリやサービスなど、スタッフの手のひらで実現できることが大きく広がります。
選択肢②インカム
PHSやスマートフォンとは少し異なる設備ですが、介護施設で注目を集めているのがインカム設備です。インカムの最大の特長は、同時に複数のスタッフと情報共有できる点です。介護の仕事は居室に入りご利用者様と直接接する時間が多いため、スタッフ同士の連携が希薄になりがちで、孤独感を感じることがありますが、インカムがあれば常に他のスタッフと声で繋がっているため、スムーズな連携や孤独感軽減に貢献できます。またアイホンがお勧めするインカムは、ナースコールやセンサーコールの呼出があった際に、お部屋の番号と呼出種別をインカムを介して音声で通知します。手が塞がっている状態でもどのような呼出かを把握することができるので、介護現場に適したシステムです。
せっかく設備更新を検討しているなら・・・ 設備更新には相応の費用はかかります。せっかく大きな費用を掛けて設備を実施するのであれば、それぞれの施設の課題や困りごとを明確化し、どのような設備を導入することが課題解決や業務の効率化につながるかを見極めることが重要です。
アイホンでは多くの納入実績がありますので、ご検討の際はお気軽にお問い合わせください。